ビジョン

今野商事のこころざし

「和食文化」を

未来へ伝え紡ぐ。

日本には四季があり、海・山・里の豊かな自然に恵まれた多様で新鮮な旬の食材と、季節を演出する作り手の技術が織りなす「和食」の文化があります。

現在和食は絶滅危惧種となりつつあると感じています。
若い次の世代へ和食の技術継承が円滑に行われていないこと、すなわち和食の魅力が十分に若い人に伝わっていない事が原因だと考えています。

また、海では天然の魚の漁獲量減少に伴い、船に乗る漁師の数も減ってきています。

「大好きな和食文化を守っていきたい。」

そのためにはまずは、料亭などに並ぶおいしく美しい日本料理をもっと身近に感じてもらう必要があると考えました。
この想いのもと、安く、おいしく、和食を食べられる店として、三重県四日市市に大衆酒場ゑびすは生まれました。

北勢の食材で

ここにしかない料理を

コンビナートが有名で、工業地域のイメージが強い四日市ですが、実は、三重県北勢エリアは、知れば知るほど食材の宝庫なのです。
伊勢志摩をはじめ、豊富な海産物が手に入ります。

松阪には日本有数の和牛ブランドがあり、農薬に依存しない栽培に向いている鈴鹿エリアでは、上質な野菜が採れます。

それらの素材が集まるのは、当然、人口の多い四日市です。
私たちはこの四日市から、このエリアで採れた新鮮な食材を生かし和食文化を広げてまいりたいと考えております。

また私たちは日本酒についても和食文化に欠かせないものとして強いこだわりを持っています。

地元四日市の地酒はもとより、その時期の一番美味しいお酒を全国より厳選して取り揃えております。

和食料理を存分にご堪能いただきたいという私たちの想いです。

地産地消。

私たちはこの恵まれた食材を生かし、和食料理を通して地域社会へ貢献してまいりたいと考えています。
そのためには、我々料理人だけではなく、作り手である農家の方や漁師の方、また消費される地域の皆さまと繋がり一つの大きなサイクルを生み出すことが大切です。

例えば、大衆酒場を10年つづけてきた経験から培った、新鮮な魚の仕入れルートを生かした魚やの経営。

高齢のご夫婦の場合、スーパーで売っている1パック4尾では1回で食べきれないでしょう。
ならばその日の内に食べきれる量で販売してはどうだろう。
周りの飲食店においては、料理人の減少により日々の魚を捌くことが困難になりつつある。
ならば捌いた状態でかつ、料理ごとで使いやすいよう小分けにパックしてお届けしたらどうだろう。

残った魚は自店舗で、その日のお客様に安く提供できるんじゃないか。
私たちは常に新しい事にチャレンジしてまいります。

守るだけではなく

攻めの姿勢も視野に

和食文化を守ることと併せて、その先には和食文化のさらなる拡大も視野に海外への展開も考えております。

国毎に食文化は多様です。その地にある食材を生かし、今までだれも食べたことのない和食料理を届けることで、和食文化を広げていくことがわたしたちの目指す未来です。